入浴中の息子の負傷、実は父親の飲酒運転事故

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神奈川県警は20日、飲酒運転で事故を起こし、同乗していた男児に重傷を負わせたにも関わらず、飲酒の事実を隠蔽するために「風呂場で転倒してケガをした」と申告していた男を業務上過失傷害と道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で逮捕した。

神奈川県警・旭署によると、飲酒運転中に事故を起こし、自分の長男である1歳の男児に重傷を負わせたにも関わらず、それを風呂場での事故と偽装していたのは、横浜市保土ヶ谷区内に住む24歳の男。

同署によると、この男は20日の午前2時15分ごろ、横浜市旭区鶴ケ峰2丁目付近の市道を乗用車で走行中に電柱に衝突するという事故を起こした。この際、助手席に乗っていたとみられる1歳の男児が衝突の衝撃によって床面に転落。頭蓋骨を骨折する重傷を負っている。

しかし、男は飲酒運転の発覚を恐れて現場から逃走。保土ヶ谷区内の自宅に帰りついた後、「長男が風呂場で滑って頭を強打した」という内容の119番通報を行った。

男児は近くの病院に収容されたが、滑って転んだという割には髪が濡れておらず、打撲が確認される箇所が複数であるなど、交通事故に特有の負傷状況が散見できたことから、警察に対して「交通事故の被害の可能性がある」と通報。

駆けつけた警察官が男に対して任意で事情を聞いたところ、事故の隠蔽を認めたために逮捕した。

警察の調べに対し、男は「長男が夜泣きを始めたため、あやす目的でドライブに行っていた際に事故を起こした。飲酒運転の発覚を恐れた」などと供述しているようだ。

《石田真一》

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