山頂展望台の駐車場から100m転落

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21日午後、熊本県波野村内にある荻岳山頂展望所に隣接する駐車場から79歳の男性が運転する軽自動車が転落し、約100m下の雑草地まで滑り落ちる事故が起きた。

この事故によってクルマは大破し、乗っていた3人が車外に放出されて1人が死亡、2人が重軽傷を負った。

熊本県警・一の宮署によると、事故が起きたのは21日の午後0時10分ごろ。波野村中江付近にある荻岳(標高843m)の展望所を訪れていた観光客から「駐車場から軽自動車が転落した」との通報が寄せられた。

クルマは駐車場から約100m下の雑草地まで滑り落ちながら大破し、その途中で乗っていた3人が次々に車外放出されていった。

警察の要請を受けて熊本県の防災ヘリコプターが現地へ出動して救助に当たった。駐車場から約30m下の地点で発見された50歳の女性が軽傷。約60m下で発見された79歳の男性は全身を強く打っており死亡。76歳の女性は病院に収容されたが、頭を強打していて意識不明の重体となっている。

現場はロープで周囲を囲ったのみの駐車スペースで、軽自動車はバックで進行中に目測を誤り、ロープを突き破って落下したとみられている。目撃者の話では落下は急速なものではなく、ゆっくりとしたスピードで、ずるずる落ちる感じだったという。

《石田真一》

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