ダイハツ『ムーヴ・ラテ』(23日発表・発売)のエンジンは2機種。直列3気筒DOHC自然吸気「EF-VE」型と同ターボ「EF-DET」型だ。
自然吸気のEF-VE型はシリンダーヘッドに可変バルブタイミング機構を装備し、全域にわたって豊かなトルクを発生するもの。最高出力43kw(58ps)/7600rpm、最大トルク64Nm(6.5kgm)/4000rpmのスペックは、660cc自然吸気エンジンとしてはトップクラスだ。
ターボエンジンのEF-DET型は最高出力47kw(64ps)/6400rpm、最大トルク103Nm(10.5kgm)/3200rpm。ハイパワーでありながら、低回転から過給が立ち上がるようセッティングされた、実用性の高いエンジンだ。
この2エンジンは、基本的には『ムーヴ』、『ムーヴカスタム』などに搭載されているものを継承しているが、ダイハツが世界に先がけて開発したインテリジェント触媒や、イオンを検知して燃焼を制御する触媒早期活性化システムなどの採用によって、環境性能のレベルアップが図られている。
自然吸気の2WDは平成17年度(2005年度)排出ガス基準から75%低減レベル=4ツ星を達成。平成22年度(2010年度)燃費基準も達成されており、購入のさいには優遇税制が適用される。ターボエンジンも「超-低排出ガス車」の基準を達成するなど、環境性能が強化されている。