【WRCラリージャパン】プジョー参戦発表会…キプロスの件がなければ
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まずは、プジョー・ジャポン株式会社の社長であるリチャード・G・マレー氏による挨拶とスピーチから始まった。『407』の日本発表を控えていることもあり、プジョーの信頼性や販売台数でボルボを抜いたことなど、日本市場へのアピールに余念がない。
続いてプジョースポール監督であるコラード・プロベラ氏のスピーチだ。2004年のこれまでのWRC各戦のSSタイムを見てもらえばわかるように、プジョー車はいちばん速く、グラベルロードに強いドライバーを擁しているのでラリージャパン(SSはオールグラベル)でも勝算は十分にあるそうだ。
とくにキプロスラリーの件(ウォーターポンプの車両違反によりグロンホルムの優勝、ロバンペラの7位のポイントが無効)がなければ、プジョーの順位は今と違っていたことを強調していた。
グループB時代の「205T16」につていの質問には、運転経験もあるグロンホルムが答えていた。今のクルマは当時と違って300馬力程度しかないが、エンジンから駆動系にいたるまで電子制御が行われ、運転のしやすさが違うし、タイムも速くなっている、とのことだ。
2004年はシトロエンの先行を許しているが、オールグラベルの北海道への意気込みと自信が感じられた発表会だった。プジョーファンは期待しよう!
《中尾真二》