しっかりしたボディ作りや操縦安定性の高い走りなどで、これまでも高い評価を与えていた現行Cクラスだが、マイナーチェンジを受けることで一段と高いレベルに到達してきた。
試乗したC230『コンプレッサー・アバンギャルド』では、ボディに対して余裕のある動力性能によってスポーティかつ豪快な走りが得られる。
シャープな手ごたえを実現したステアリングのフィールは、必ずしもメルセデスらしくないともいえるが、乗り心地と安定性とを高次元でバランスさせたシャシー性能は絶品。価格が高いのは難点だが、価格に見合う魅力も備えている。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★☆
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★☆
松下 宏| 自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。