ヒュンダイ『JM』(1日発表)には4WDモデルもある。通常、後輪にエンジンからの駆動力を伝えるにはドライブシャフトが必要なのだが、この点がJMのパッケージングデザインを特徴づけている。
ドライブシャフトの上にセンタートンネルのないキャビンを乗せたために、床面が非常に高くなってしまっているのだ。全高の上昇をきらったために室内高を稼ぐことができず、床面からのヒップポイント高が非常に低くなっている。SUVに見晴らしのいい視界を求める人にとっては不満が出るかもしれない。
反面、普通乗用車の感覚に慣れた人が乗り換えた際に、着座姿勢で違和感を感じることは少ないと考えることもできるわけだ。実際にアイポイントは普通乗用車よりも高くなっている。