13日、スズキから発表された6代目となる新型『アルト』。「自分の時間に気軽に使える親近感のわくクルマ」をコンセプトに、税抜き65万円から、一通りの装備が揃った訴求グレードの「G」AT車でも、80万円からといった低価格を実現している。
ここまでの低価格だと、やはり新型アルトの一番のウリは価格になるのだろうか。新型アルトのチーフエンジニア補佐を務めた、松井時男氏に話を聞いてみた。
「新型アルトの一番の訴求ポイントは、やはりこの若々しくあたたかみのあるデザインです。もちろん低価格も魅力のひとつといえますので、この価格でこのデザインを実現しているところに新型アルトの真の実力が秘められていると思います。」とコメント。
では低価格を実現できた理由はどこにあるのだろうか。同氏は「新型アルトのベースとなるプラットフォーム/フロアは、昨年登場した『ワゴンR』のものが流用されています。足周りに関してもスプリングやダンパーのチューニングはアルト専用に開発していますが、多くのパーツが流用されています。このようにワゴンRのパーツを多く使うことで低価格を実現しています」と説明。
3代目ワゴンRのコンポーネンツを流用することで、新型アルトは女性に向けたあたたかみのあるデザインと、低価格を実現しているようだ。