新型スズキ『アルト』(13日発表・発売)の価格構成は、2WDのAT車で下のグレードから、「E」が70万円、「G」が80万円、「X」が90万円(いずれも税抜き)と非常に分かりやすい価格設定になっている。
MT車は各グレードに設定され、さらに5万円安い。今までなら、たとえば“69万8000円”というように大台を切る価格設定が多かったが、新型アルトに関してはフラットな価格設定したのはなぜか。
新型アルトのチーフエンジニア補佐の松井時男氏は「このような価格になったのは、主に販売サイドからのリクエストによって決まりました。分かりやすい価格のほうが売りやすく、消費税の計算も楽ということです」
さらに「新型アルトの場合は70万円や80万円といった切り上げた価格設定でも、充分お安く感じていただけると思います。販売目標は月販6000台を目標としていますが、この価格ならこの目標は充分にクリアできると思います」とコメント。
新型アルトはあえて端数をつけて10万円単位を切り下げるよりも、分かりやすい価格とラインナップで、さらなる拡販を狙うつもりだ。