【新アウディA3 スポーツバック海外試乗】その3 プレミアム感漂うスポーティな乗り味…河口まなぶ

自動車 ニューモデル 新型車
【新アウディA3 スポーツバック海外試乗】その3 プレミアム感漂うスポーティな乗り味…河口まなぶ
【新アウディA3 スポーツバック海外試乗】その3 プレミアム感漂うスポーティな乗り味…河口まなぶ 全 5 枚 拡大写真

ハンドリングは、わかりやすくいえば同じプラットフォームを持つVW『ゴルフ』よりは確実にスポーティで上質感が漂う。この辺りはアウディのキャラクターを明確にしたところ。また身内である3ドアの『A3』に対しては、落ち着きや洗練といった言葉が似合う乗り味を持っている。3ドアA3の持つスポーツ性をそぎ落とすことなく、上質さや洗練を感じさせる乗り味を得た、といったところだ。

もちろんダイナミクスのレベルは高い。高速道路などでは高いコンフォート性能を発揮しつつ、アウディらしいスポーティな反応を感じさせ、ワインディングでは絶大なるスタビリティで鋭い身のこなしをみせる。だから走りだけでいうと、5ドアハッチというよりもスポーティさを持ったラグジュアリークーペ的な感覚さえ見受けられるのだ。

試乗を終え、財務担当役員のルパート・スタドラー氏と話すことができた。氏いわく、「今後のアウディの経営は明確。2年後には確信があるし、5年後もかなり正確な数字を把握しているつもり」という。同時にブランドに関しては「アウディであり続けることが重要。今後はプレミアムブランドとして100万台規模の生産を目指す」とのことだ。

その意味でも、A3スポーツバックのような「これまでにない」モデルの投入は意義があるようで、今後も「魅力的なモデルをどんどん投入していく」と語っていた。まさにこれからのアウディは、「ほかとは違う道(ブランド)」をより明確にし、競争著しい欧米日の自動車マーケットでの生き残りを図っていこうとしているのである。

《河口まなぶ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 多胡運輸が破産、首都高のローリー火災事故で損害賠償32億円
  2. アストンマーティン『DBX』に改良新型、内装一新…707馬力仕様に一本化
  3. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  4. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  5. 「ホンモノのGT」が日常を小冒険に変える…マセラティの新型『グラントゥーリズモ』が誘う世界とはPR
  6. メルセデスベンツ『Gクラス』にEV誕生、4モーターで587馬力…北京モーターショー2024
  7. 『N-BOXカスタム』用パーツが一挙発売、ブリッツからエアクリーナーシリーズ4種類・5製品が発売
  8. 【トヨタ GRカローラ 新型試乗】「GRヤリス」とはスタンスが明確に違う理由…河村康彦
  9. [音響機材・チョイスの勘どころ]サブウーファー「小型・薄型モデル」の選択のキモは、“サイズ”と“音”と“価格”!
  10. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
ランキングをもっと見る