本田財団は、2004年度の本田賞を米国ハーバード大学パブリックヘルス校栄養部門主任教授のウォルター・C. ウィレット医学博士に授与すると発表した。
ウィレット博士は本田賞の25人目の受賞者で、米国人では5人目、医学分野では3人目の受賞者となる。
ウィレット博士は食物摂取頻度調査票の開発を主導、延べ約30万人の男女を対象にした大規模食事調査を他に先駆けて行い、ガンや心疾患、糖尿病などの慢性疾患の発生と予防に食事が重要な役割を担っていることを納得いく形で証明した。
この業績が同財団の「エコ・テクノロジー」の理念と合致し、本田賞の授与を決めた。
授与式は11月17日に東京のホテル・オークラで行い、副賞として1000万円が贈呈される。