【トヨタ アイシス発表】惑わせないクリアランスソナー

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【トヨタ アイシス発表】惑わせないクリアランスソナー
【トヨタ アイシス発表】惑わせないクリアランスソナー 全 3 枚 拡大写真

28日発表・発売のトヨタ『アイシス』には、世界初となる装備がオプション設定(一部モデルは標準装備として装着)されている。それがステアリング感応式クリアランスソナーだ。

【画像全3枚】

これまでにもクリアランスソナーの装備というものはあった。ソナーが障害物への接近を検知した場合、ドライバーに対して警報(ウォーニング)を鳴らして危険を喚起したり、衝突回避を促すというものだった。

しかし、この警報というのが実はクセモノ。初心者の場合は高らかに鳴り響く警報でパニック状態となり、危険を回避するどころか「どうしていいのか、それがわからない」といった状態で壁面などに接触してしまうケースもあった。

また、警報が常時鳴り響くような路地を走行しているときには「それが普通」と感じてしまい、本当に必要な場面で警報を軽視。そのまま進行してガリガリッとやってしまうケースもある。

実は両方とも記者の家族が本当にやってしまった決して笑えないトラブル。この話を聞いたときは「見映えこそ悪いが、いわゆる“ヘタクソ棒”の方が役に立つのではないか」と思ったりもした。

ところがアイシスに装備されるクリアランスソナーは「ドライバーに戸惑いを持たせない」ことを主眼に開発され、これらのトラブルからは解放されるという。

世界初となるのは「車両の進行方向を予測し、ソナーが回避方向を促す」ということ。表示パネルにはステアリングのイラストが表示されており、例えば左側に壁面などの障害物が接近した場合、右側へのステアリング操作を促す矢印が点灯する。

また、回避操作によって衝突の危険性が無くなった場合には、警報の鳴動がストップする仕組みにもなっている。余計なウォーニングを無くすことで「本当に危ないときになる」とドライバーにシステムを信頼させる目的もある。

ソナーはフロントバンパーの4カ所に設置されており、それぞれが約1m先まで監視する。4つのソナーで回転半径を完全にモニターできる仕組み。

オプション価格は税込み5万2500円。狭い道を多用するドライバーにお勧めしたいアイテムだ。

《石田真一》

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