日産自動車のカルロス・ゴーン社長は30日の『ティーダ』発表の席上、「Bセグメント」と呼ばれるコンパクトカー市場での国内販売シェアが2006年には、現状の倍程度に拡大するとの見通しを示した。
日産は『マーチ』『キューブ』が主体となっているこのセグメントで、現在15%程度のシェアを抑えている。
ゴーン社長はティーダに続いて『ノート』などコンパクトカーの投入が相次ぐため、「結果としてシェアは拡大する」と述べた。
ただし、「シェアを目標や目的にすることはない」と強調。目標シェアを掲げて「インセンティブを増やしたり、(ディーラーに)押しつけたりすることは避ける」と、収益重視で臨む方針を表明した。