【ホンダ レジェンド新型発表】安全に寄与する気象情報

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
【ホンダ レジェンド新型発表】安全に寄与する気象情報
【ホンダ レジェンド新型発表】安全に寄与する気象情報 全 4 枚 拡大写真

旅行に出かける場合、例えば「東京の天気は良かったのに、数百キロ離れた目的地に着いたら雨が降っていた」ということはあまり珍しいことではない。

ただ「雨が降っている」だけなら良いのだが、場合によっては「運転に危険を感じるほどの豪雨だった」なんてこともあるだろう。特にこの夏、西日本を中心に予想を超えた大雨が降り、クルマの運転に支障を与えるような状況になったのは記憶に新しい。

ホンダ『レジェンド』(7日発表)から搭載されたインターナビでは、ドライブに必要な気象情報をドライバーに知らせる「インターナビ・ウェザー」という機能が搭載されている。

目的地を設定した場合、その目的地はもちろん、そこに向かうまでのコース上の気象状況が画面上に表示される。雨や雪が降っている場合、アメダスのデータから得た降雨・降雪地域を地図上に表示する仕組みだ。地図画面に重ねる「ウェザー・レイヤー」という層をつくることでこの表示を可能としている。

なお、データは5分毎に更新。データの取得は交通情報とセットで行い、全体のダウンロード時間は30-40秒程度だという。

インターナビ推進室の柘植正邦さんは「現地に到着する以前に天候の変化を知ることができるので、大雨などドライブをする上で危険を生じやすい状況が発生した場合、例えば休憩時間を長く取って目的地までの到着時間を変えたりできます。警報や注意報が発令された場合には、音声でも案内を行い、ドライバーに注意を喚起します」と説明する。

実は通常の天気状況だけではなく、台風が接近している場合にはその進路予想図を、大地震が起きて津波警報が発令された場合には、その状況についても表示する。

ドライブをする場合、風向明媚な海沿いの道を走るというシチュエーションは意外に多いが、こうした警報もいち早くドライバーに伝えることで危険を回避させる狙いがある。地元の人であれば津波の危険は熟知しているかもしれないが、単なる旅行者であればその危険性は軽視しがちだからだ。

地図の表示方法が異なるため、当面の間はレジェンド専用となるこのシステム。安全快適なドライブに役立つこと間違い無しだ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  3. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  4. ホンダ『プレリュード』新型、インドネシアでは「オールブラック」なプロトタイプを初公開
  5. 「日本版より洒落てる」2026年モデルの米国版トヨタ『カローラ』発表に、日本のファンも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る