【メルセデス ベンツSLK試乗】その1 フェミニン路線改めパワフル志向に…小沢コージ

自動車 ニューモデル 新型車
【メルセデス ベンツSLK試乗】その1 フェミニン路線改めパワフル志向に…小沢コージ
【メルセデス ベンツSLK試乗】その1 フェミニン路線改めパワフル志向に…小沢コージ 全 6 枚 拡大写真

新型『SLK』のポイントは明快。「メルセデスらしさの復活」だ。正直、初代はメルセデスひさびさのコンパクト2シーターオープンってこともあって、ついぞかわいく作り過ぎた。実際、女性客にはウケたが男性客が予想より少なく、“メルセデスイズム”とでもいうんでしょうか。弱冠、薄れたキライがあった。

まあ、これが日本車メーカーだったらそれでじゅうぶんに万々歳なんだけどね。そこで担当部長の永久仁一氏は教えてくれた。

「確かに初代SLKは年10万台ペースで、じゅうぶんに成功でした。とくにアメリカは高級2シーターオープンの市場が大きいですし、台数が見込めますんでね。ただ、ハードトップのバリオルーフは新しかったけど、スポーツ性を落としていた部分がありました。また女性がターゲットになっていた部分があって、もっと男性にも乗っていただきたい。具体的に最近ではメルセデスの基本価値で“MB-NESS”というんですが、メルセデスらしい走りと質感を取り戻したい。それがこのモデルのポイントです」

重要視したのはまずエンジンだ。メインの3.5リッターV6 DOHCは完全新設計。排ガス的にユーロ4対応でそれでいて272psを発揮。さらにトピックスはAMG仕様に搭載される5.5リッターV8SOHC。なんと360psを発揮し、まさに“タイヤの付いたエンジン”。SLKのイメージが一新されるグレードである。

トランスミッションは新開発の7速ATを採用。電動ハードトップオープンのバリオルーフもさらに進化させ、開閉時間は22秒に3秒短縮。そのほか、デザイン、質感をさらに引き上げたという。とくにインテリアに関してはクオリティゲートを厳しくしたという。これぞ“真のメルセデスメイドのSLK”というワケだ。(つづく)

《小沢コージ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. 新タイヤメーカー「TIRE FROG」設立、第1弾「ヤンキー701」は7月7日発売
  3. 『アトレーRS』ベースで力強い走り! 軽キャンピングカー「HAPPY1 Turbo」585万円で発売
  4. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  5. メルセデスベンツの新型高級ミニバン『VLE』、プロトタイプの写真を公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
ランキングをもっと見る