今回のパリショー(9月23日−10月10日)も、多くの量産モデルやコンセプトカーなどの興味深いスタイリング提案に飾られ、大変盛り上がっていた。日本車で目についたものは……。
■日産『ムラーノ』:現在唯一の、個人的に買っても良いと思うSUVである。中村史朗氏のディレクションを賞賛すると同時に、ディスカウントしてもらえるかどうかも聞いてみたい。
■スズキ『スイフト』:正統派だがアノニマスなデザイン。個性という面で、シトロエン『C2』が勝る。
■シバックス『エクスティーレ』:決して悪くないスタイリングだが、あまりにも多くの要素(フィオラバンティ『F100』、スマート『ロードスター』、アルファロメオ『GTV』など)が混ざったミックスサラダと形容したい。もう一つ特記すべきは、エクスティーレ(XTILE)というネーミングが2000年トリノモーターショーに出展されたフミアのデザインによるコンセプトカーと同一であることだ。