【新聞ウォッチ】三菱、コルトプラスでテレビCM再開

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年10月26日付

●トヨタ、福岡に新エンジン工場、国内、愛知以外では初(読売・8面)

●自動車業界に余波 再建かけた新車ピンチ、三菱自のコルトプラス 発売したものの部品不足に(読売・8面)

●日産、コクドのホテルを買収、研修施設に活用(朝日・8面)

●三菱自 国内販売を本格再開 待望の新車、顧客引き留めに躍起(毎日・8面)

●岡崎洋一郎・三菱自会長「信頼回復目指し新型車連射」(産経・8面)

●来年4月に上海モーターショー開催(東京・8面)

ひとくちコメント

経営再建中の三菱自動車が「待望の新車」(多賀谷秀保社長)と胸を張る『コルトプラス』を発表した。一連のリコール(回収・無償修理)隠し発覚後、初の新型車で、新車発表は実に1年5カ月ぶり。

きょうの各紙は新型車コルトプラスの記事を大きく掲載しているが、まずは“お手並み拝見”とする記事が目立つ。朝日は「足元の販売店には体力が低下している店も多い」などと、営業面での不安もぬぐえないと指摘している。日経も「荷室を広げてエンジンを一新、性能向上をアピールしているが、既視感は否めない」と手厳しい。

一方、読売は、新潟県中越地震の被害と連動させて、「再建かけた新車ピンチ」というタイトルで、地震で打撃を受けた部品工場が操業停止状態、長引けばコルトプラスの生産にも影響が出かねないと懸念している。

多賀谷社長は今年度22万台とする国内販売“下ブレ”計画について「下方修正する考えはない」と強調。きょうの夜8時から自粛していたテレビコマーシャルも再開する。

荷室スペースを広げた点などは、グループ内の法人需要が期待できそうだが、果たして経営再建にどこまで“プラス”になるのか、今後の販売状況を見守りたい。

《福田俊之》

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