【ホンダ レジェンド×創ったひと】その1 ケンカして勝ち取った!NSX以上の高品質

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【ホンダ レジェンド×創ったひと】その1 ケンカして勝ち取った!NSX以上の高品質
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「これまでにない」。これが、『レジェンド』のキーワードだ。ライバルの高級欧州車と比べられても、「こんなクルマ、これまでになかった」といわれたい。だから、「ホンダ車として、これまでにない」ことへの挑戦は、レジェンド開発陣にとって必要最低条件だった。SH−AWD、300psV6などの最新装備をまとうレジェンド。が、それらを生かすも殺すも、基本骨格たるシャシー性能次第。

シャシー開発担当プロジェクトリーダー、奥康徳さんはここまでの道のりを振り返った。「工場側とは、コンセンサスがとれるまで、かなり激しいヤリトリをしました……」。レジェンドは、NSX以来の究極のシャシーづくりを目指したのだ。「図面の交差を、従来の半分以下にしたのです」という。

つまり、加工技術、製造方法を大幅に見直し、アルミ、マグネシウム、ハイテン鋼材を適材適所に散りばめた。結果、従来技術・従来素材比で151kgの軽量化を達成。また、奥さんは、「タイヤの位置、これはクルマの動きを決めるうえで当然、もっとも重要です。この分野、品質の安定した製造は、これまでのホンダにないレベルです」と胸を張る。

こうした各部の、徹底的な作り込みによって、「これまでにない走り」が生まれたのだ。カタマリ感がある、乗って楽しい、カッチリしている。など、品質の高いクルマに対して抽象的な表現がよく使われる。その実現に向けて、ホンダの技術者(本田技術研究所)と製造者(本田技研工業)が真っ向勝負。彼らの「原点に戻った」モノづくりが、レジェンド独得の味わいを生み出したのだ。(つづく)

《桃田健史》

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