スズキが1日発表したコンパクトカー新型『スイフト』は、同社としては初めて開発段階からグローバル生産を意識した「世界戦略車」(津田紘社長)だ。国内生産に続き12月からはハンガリー、2005年3月からはインドと中国でも生産を立ち上げる。
4カ国合計での生産は、当初年25万台を狙っている。内訳は、ハンガリーが最大の10万台、残り3カ国が各5万台の計画。
津田社長によると、ハンガリーは10万台のうち、3万台程度を同国で販売、残りは西欧諸国に輸出する。このセグメントでは激戦の欧州市場に最も力を入れるため「2年前から欧州各国で試験走行を行い、とくに足回りを鍛えあげた」(津田社長)という。