【東京モーターショー04】ダイハツ FFC、市販化へ応援ヨロシク

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【東京モーターショー04】ダイハツ FFC、市販化へ応援ヨロシク
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ダイハツ出品車両のメインは、FFベースの軽自動車カーゴの『FFC』(Future Figure of Cargo)。ダイハツ工業の山田隆哉社長はFFCを「多様化する宅配業者や移動ビジネスに向けた次世代のフレンドリカー」と表現した。

FFCはFFシャシーの利点を生かした、フロア高わずか375mm低床設計が特徴。だが、このFFCの見所は、軽カーゴとは思えぬファニーなスタイリングだ。

FFCのデザインを担当したダイハツ工業デザイン企画室、坂口庸介・主担当員は「このFFCで見ていただきたい場所は、スクエアなラゲッジ部分と、やさしいデザインにまとめ上げられたフロント部分の組み合わせです。商用車でもここまでフレンドリーなスタイルの表現ができるという所を見ていただきたいです」とコメント。

さらに「通常のコンセプトカーは、樹脂でボディを作ってしまうことが多いのですが、FFCは板金で製作しています。そのために完成度の高いコンセプトカーに仕上がっています」と語る。

実際に美しい仕上がりで、このまま市販化への道を進んでも、おかしくはないクオリティの高さだ。

だが、実際の販売面も考慮して製品化を考える、製品企画部伊瀬氏の意見はシビアだ。「デザイン面では優れていても、毎月3000台程度は売れてもらわないと採算が取れないでしょう。その辺がクリアにならなくては、市販化することは難しい」とコメント。

実際の問題として採算ベースに合うかどうかなど、市販化への道は険しそうだ。だが、ダイハツは、『ネイキッド』や『コペン』など東京モーターショーで反響の大きかったコンセプトカーを多数市販しているので、FFCの市販化も今回の東京モーターショーの反響次第かもしれない。

東京モーターショーは一般公開3日から7日まで、千葉・幕張メッセにおいて。

《岡島裕二》

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