東京モーターショーのプレスブリーフィングにおいて、ダイハツの山田隆哉社長は、2002年から公道試験を続けてきた、軽自動車初の商用ハイブリッドカー『ハイゼット・ハイブリッド』の来年夏の市販化を明言した。
ハイゼット・ハイブリッドは『ハイゼットカーゴ』のエンジンとミッションの間に、トヨタ『エスティマ・ハイブリッド』用の薄型モーターを組み込んだFRのハイブリッドカー。モード燃費はガソリンエンジンのハイゼットに比べて、約3割アップのリッターあたり20kmを実現している。
価格は200万円前後になると予想される。軽自動車の場合、元々燃費がいいので、この価格差を燃料代だけでまかなうことは難しい。その点から「どこまで売れるかが問題」との、製品企画サイドの声もあるが、エコロジーを訴求する自治体などには、人気が出そうなクルマだ。
ハイゼット・ハイブリッドの周辺にはハイブリッドエンジンの単体モデルや、新型触媒のカットモデルなども技術展示されているので、エコ技術の勉強も合わせてできる。
東京モーターショーは一般公開3日から7日まで、千葉・幕張メッセにおいて開催。