【トヨタ マークX 発表】団塊&ポスト団塊がターゲット

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【トヨタ マークX 発表】団塊&ポスト団塊がターゲット
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トヨタ『マークX』(9日発表・発売)を取り扱う販売チャネルは、『マークII』と同じトヨペット店で、販売目標は月販5000台。旧型マークIIの平均月販4000台強に比べると多いが、開発やマーケティングに割いたリソースの大きさを勘案すると、かなり控えめな数字である。

マークXのメインターゲットは、金銭的に余裕のある団塊の世代と、ポスト団塊の世代ユーザー。

バブル期に隆盛を極めたミディアムハイクラスは近年落ち込みが激しい。団塊の世代は自分の気に入った物に対しては金離れがいい傾向があり、そこを狙うのが近年のマーケティング界においては半ば常道になっている。

マークXは2.5リットルの主要グレードが税抜きで260万円。ミドルクラスとしては充分に買い得感があり、同格のSUVモデルに比べるとむしろ安めの価格だが、絶対的には安くはない。団塊の世代の好みに合わせ、かつ高い質感を備えたクルマを作れば、充分に需要を喚起できるというのがトヨタの狙いのひとつである。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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