改修したのに…。三菱ふそうのクラッチハウジングまた破損

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17日、東京都大田区内の首都高速湾岸線で、走行中の大型トレーラーのプロペラシャフトが破損、脱落する事故が起きた。事故によるケガ人はいなかったが、トレーラーは三菱ふそう製で、リコールによる改修を受けたものだったという。

警視庁・高速隊によると、事故が起きたのは17日の午前11時25分ごろ。大田区羽田空港3丁目付近の首都高速道湾岸線西行きで、走行中の大型トレーラーから「ドーン」という音ともに多数の金属片が路上に脱落した。

トレーラーはその後、約1.3km走行し、神奈川県川崎市川崎区浮島町付近にある浮島ジャンクション近くの路側帯で停止。警察に対しても「激しい異音がした後、加速がまったくできなくなり、安全な場所を探して停車した」と通報した。

事故を起こしたトレーラーは三菱ふそう製で、後の調べによってプロペラシャフトやクラッチハウジングを破壊していることが判明した。

これらの部品はトラックが走行したルート沿いに散らばっていたが、これらが当たったなどの直接被害を受けたという通報はなく、事故によるケガ人もいなかった。

同型トレーラーは今年5月にリコールの届け出が三菱ふそうによってなされ、7月から緊急点検が始まっていた。

事故を起こしたトレーラーも今年9月に改修が行われていたことになっているが、今回の破損部位は問題があったクラッチハンジングそのものだった可能性も指摘されている。

警察ではメーカー側にも問い合わせ、改修内容の実態なども合わせて調べを進めるとしている。

《石田真一》

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