【国内モータースポーツ総括】Fニッポン、JGTC、F3

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【国内モータースポーツ総括】Fニッポン、JGTC、F3
【国内モータースポーツ総括】Fニッポン、JGTC、F3 全 11 枚 拡大写真

●全日本GT選手権、GT300クラス

【画像全11枚】

多彩な車種が競うGT300クラスは、このクラスに降りてきたM-TEC(無限)のNSXと、ARTAのガライヤが最終戦でタイトルをかけ、激闘。ここでシーズン初優勝を遂げた山野哲也&八木宏之のNSXがドライバー&チームタイトルを1点差逆転で獲得している。

ウエイトハンデ制のあるJGTCでは不可能とも言われる2連勝をマークし、その後の終盤2戦でも2位表彰台を続けた新田守男&高木真一のガライヤは、惜しくも敗れた。

すでにセパン・ラウンドをシリーズ戦に組み込むなど、国際化をおし進めてきているJGTCでは、今年12月にアメリカ・カリフォルニアでのオールスター戦を開催予定。そして来季は中国・上海でのシリーズ戦実施も決まっており、さらなる拡張路線にある。

●全日本F3選手権

未来を担う若手のカテゴリー、全日本F3選手権では今季、「異変」が起きた。過去11シーズンに渡って、トヨタとホンダの直系ワークスが独占してきたシリーズチャンピオンの座を、プライベーターチームであるインギング勢が総なめにしたのである。

同チームのロニー・クインタレリがドライバー部門王座を獲得し、チーム部門、エンジンチューナー部門(パートナーのトリイレーシングが獲得)をも制覇したことは、まさしく偉業であった。また、開幕ラウンドで期待の新人・中嶋一貴(中嶋悟の息子)がいきなり2レース制覇を成したことは大きな注目を集めた。

WRCの日本初開催というニュースも、国内モータースポーツという尺度からは微妙にずれるものの、04年を代表する出来事であった。来季05年もF1やWRCに負けない熱いシーンが展開されることを、国内カテゴリーに期待したい。

●フォーミュラ・ニッポン
●全日本GT選手権、GT500クラス
●全日本GT選手権、GT300クラス
●全日本F3選手権

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《遠藤俊幸》

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