【新聞ウォッチ】鋼材需給ひっ迫対策、トヨタ流とゴーン流

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年11月26日付

●日産3工場鋼材不足で生産休止「ゴーン流調達」裏目(読売・8面)

●10月新車販売、マツダ除き前年下回る、三菱ロシア好調(朝日・13面)

●仏プジョーとの提携交渉認める、三菱、出資要請は否定(朝日・13面)

●米GMがリコール(朝日・37面)

●ロンドン円102円半ば(毎日・3面)

●トヨタ、中韓から鋼板調達拡大、国内2社にも安定供給要請、需給ひっ迫にらむ(日経・1、3面)

●ポスコの供給増、日産が緊急要請(日経・1面)

●法人所得ランク、トヨタが首位、今年上半期(日経・5面)

ひとくちコメント

25日付の日経朝刊が特報した「鋼材需給ひっ迫による日産自動車の国内工場休止」の報道を受けて、朝日などは同日夕刊、そして、きょうの各紙にもその続報が取り上げられている。

読売は「鋼材不足で生産休止“ゴーン流調達”裏目」というタイトルで掲載。産経も「鉄鋼と自動車関係変化」と題して、鉄鋼業界との関係は日産が他社に比べてドライなものになつていると伝えている。

さらに、日経は「ゴーンショック」の検証とともに、トヨタ自動車の調達対応まで取材範囲を広げて、トヨタでは、鋼材需給のひっ迫が長期化するとみて「アジアの4大鉄鋼メーカーを軸とする鋼材の新たな調達体制を構築する」と報じている。

具体的には、韓国ポスコ製の自動車鋼板を2006年にも国内で本格採用、東南アジア向けでは中国・上海宝鋼集団から調達を開始するなど、国境を超えた囲い込み作戦を展開するという。

《福田俊之》

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