【神尾寿のアンプラグドWeek特別編】『iPod』と『着うたフル』の本質的な違い

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
【神尾寿のアンプラグドWeek特別編】『iPod』と『着うたフル』の本質的な違い
【神尾寿のアンプラグドWeek特別編】『iPod』と『着うたフル』の本質的な違い 全 6 枚 拡大写真
■着うたフルは音楽配信ビジネスなのか?


ケータイだけでフルサイズの圧縮音楽をダウンロード購入できるKDDIのau携帯電話向けサービス「着うたフル」。10月13日の発表後、本コラムでも紹介したが、今回、KDDIから開発中の試作機を借りることができた。今回はアンプラグドWeek特別編として、着うたフルサービスの本質を分析する。

着うたフルは、フルサイズの歌声入り圧縮音楽コンテンツを携帯電話でダウンロード購入し、そのまま再生できるサービスだ。KDDIはこのサービスを実現するため、以前からあるパケット料金定額制サービスに加えて、新たな音楽圧縮技術「HE-AAC」(High Efficiency AAC)の導入、音楽ポータルサイト「EZ MUSIC!」の新設、デジタル著作権管理機能(DRM)の拡充などを行っている。

通信ネットワーク上でフルサイズの音楽コンテンツをダウンロード購入し、携帯電話を音楽プレーヤーとして使用する。このモデルを従来の定義にあてはめれば、着うたフルのサービスは「音楽配信」、携帯電話は「ポータブル音楽プレーヤー」ということになる。

実際、10月13日の記者会見では、KDDI代表取締役の小野寺正社長が、アップルコンピューターのポータブル音楽プレーヤー「iPod」を引き合いに出し、

「(着うたフルは)身近な携帯から直接、音楽コンテンツを(ダウンロードして)楽しめる。この直接ということが重要だ。iPodはインターネットで楽曲をダウンロードした後、端末に楽曲を入れ替える作業が必要だ」

と語った。この発言を受けて、多くのメディアが、着うたフルは、iPod+iTunes Music Storeに対抗する、もしくは類似したサービスであると受け止めたようだ。
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 続きを読む

《神尾寿》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『エクストレイル』e-POWER が走行不能に!…土曜ニュースランキング
  2. レクサスの最高峰セダン『LS』36年の歴史に幕、SNSでは「センチュリーが後継モデルに?」との期待も
  3. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
  4. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
  5. 「ヤリクロ超えたのでは?」スズキ『クロスビー』のフルモデルチェンジ級進化に「最近スズキすげぇな」などSNS興奮
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る