小学校教諭、コンパニオンの尻を触って懲戒免職

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静岡県教育委員会は25日、2003年秋に開催された東京モーターショーの会場で、コンパニオンに対して痴漢行為を行ったとして、静岡県中部の公立小学校に勤務していた36歳の男性教諭を同日付けで懲戒免職処分にした。

千葉県警・千葉西署、静岡県教委によると、この教諭は2003年11月2日、千葉県千葉市美浜区内の幕張メッセで開催されていた東京モーターショーの会場に休暇を利用して訪れ、自己所有のビデオカメラを用いて撮影していた。

教諭はいわゆるローアングル撮影をしていたとみられるが、床から立ち上がる際にコンパニオンの尻を触るかたちとなった。この際、コンパニオンが「痴漢です」と叫んだため、教諭は逃走。後を追ってきた警備員に捕まり、警察に身柄を引き渡された。

警察の取り調べに対し、当初この教諭は「立ち上がる際に偶然触れてしまった」などと供述していた。しかし、撮影した映像の閲覧を任意で求められ、それを見た警察官から追及されると「本当は故意に触った」と自供。千葉県迷惑防止条例違反で書類送検。その後に略式起訴された。

教諭は摘発の事実を勤務先の小学校へ事件後すぐに報告。学校は県教委に事態の報告をしていたが、県教委は処分が決まっていないことを理由に、以後もこの教諭にサポート役として授業の担当をさせていた。

しかし、今年10月下旬、この教諭は千葉県迷惑防止条例違反で罰金20万円の略式命令を受けたことから、県教委は「容疑事実が固まった」として処分の検討を開始。25日付けで懲戒免職処分となった。

わいせつ行為が理由で教職員が処分されるケースは近年増加の一途にあるが、学校外で起こした、しかも趣味で参加したイベントでの不祥事が原因となったケースは極めて珍しいといえる。

《石田真一》

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