国際自転車展は11月開催(19−21日)ということで、多くのメーカーから新製品となる05年モデルが登場する。しかしさらに未来を提案するべく、コンセプトモデルを公開するメーカーもあった。
電動アシスト自転車のコンセプトモデルを展示したのは、ナショナルとパナソニックのブランドで自転車を販売しているナショナル自転車工業株式会社。ミニサイクル風の『ビッグトレジャー』と、上向きに腰掛け前方のペダルをこぐリカンベントタイプの『ビッグトレジャーR』という2台を公開した。
説明員によれば、社内デザイナーによるスタイリング提案のひとつなのだとか。たしかに良く見ればフレームに樹脂ボディを被せた構造で、モックアップとしての意味合いが大きいようだ。
しかしフレームとタイヤという最低限の構成で成立している自転車にスタイリングデザインという概念を適用しようとする姿勢に共感する人も多かったようで、立ち止まって写真を撮る来場者も良く見かけた。