【ボルボ S40/V50 T-5 AWD試乗】その1 電光石火!遊び心をくすぐるAWD

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【ボルボ S40/V50 T-5 AWD試乗】その1 電光石火!遊び心をくすぐるAWD
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「これでラインアップが完成しました」。安堵の笑みを浮かべる、ボルボカーズ・ジャパン、マーケット企画部の越知竜士さん。ことし2月に正式発表された『S40/V50』に最上級のAWDバージョンが誕生した。ボルボの真骨頂AWDと、ボルボのエントリーモデルの相性はいかに。

まず、V50“T-5 AWD”をトライした。「同FFバージョンより、車重は90kgのアップですから」と越知さんからの事前インフォメーションが頭をよぎりながら、フル加速! クルマ全体がガッシリしたとの印象があるが、重いというイメージは沸かない。220ps・2.5リッター直5ユニットは、3000rpmからの軽いタービンサウンドを放つ。5速ATのワイドレンジなギア比設定が、ターボの伸び感を満喫させてくれる。

リアタイヤからの強引な押し出し感はない。だが、「確実にAWD」という前後バランスのよさを感じる。「これって、いつリアタイヤに駆動力が移動したの?」と、車内でつぶやいてしまった。それこそが、ボルボのいうところの「電光石火!」。ハルデックス社の最新AWD機構の威力。一般的なビスカスカップリング式クラッチが「じんわり」トルクを移動させるが、こちらは湿式クラッチが「カチッ」とトルク伝達し、油圧ポンプを作動。しかし、ドライバーにその「カチッ」フィーリングは伝達されない。それはそうだろう、5/1000秒の早業なのだから。

ワインディングヘ出かけてみると、ボディ全体からガッシリした味わい。思いのほか、ロール量は大きくない。路面からステアリングへのフィードバックが確実。オン・ザ・レールドライビングを満喫した。「スポーティ性をそのままに全天候型です」と、電光石火AWDに自信満々の越知さん。今冬は、V50 T-5 AWDにスノボ積んでスノードライビングが楽しみたくなった。(つづく)

《桃田健史》

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