自動車メーカーがカリフォルニア州を提訴

エコカー 燃費

アメリカの自動車工業会が、カリフォルニア州が提唱する新たな排ガス規制法案の実施を巡り、同州に対して裁判を起こすことを決定した。

ことの起こりは、9月にカリフォルニア州の大気管理局(CARB)が排気パイプから発せられるガスの大幅な減少を求める法案を提案したこと。通称CO2法と呼ばれ、以前にカリフォルニア州が提出して論議となったZEV(ゼロエミッション)法と並ぶ排気規制法案だ。

しかしこの規制をクリアするためには、現在販売されているクルマの燃費を大幅に向上させる必要があり、「連邦法で定められていないことを州法が定め、強制することはできない」というのが提訴の主旨だ。

この提訴にはカリフォルニア州内のオートディーラーグループと、工業会傘下のすべての自動車メーカーが名を連ねている。

ZEV法案の時も訴訟となり、カリフォルニア州が敗訴している。全米一の大気汚染をなんとかしたい州側と、短期間でのドラスティックな変化は無理、とするメーカー側の争いはまだまだ続きそうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. マッスルカー『チャージャー』、内燃エンジン仕様が登場…直6ツインターボで550馬力
  3. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  4. ホンダ『レブル250 Eクラッチ』が爆売れ!? ペダルだけでシフトチェンジできる「Eクラッチ」の魅力をおさらい
  5. 日産の高級部門インフィニティ、3台の新型コンセプトカーを世界初公開へ…モントレーカーウィーク2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る