踏切で立ち往生、電車衝突

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9日、神奈川県川崎市内の小田急線の踏切で、乗用車が立ち往生し、箱根湯本発新宿行き急行電車と衝突する事故が起きた。事故を起こしたのは三菱『ディオン』で、サービスキャンペーンおよび改善対策対象になっていたが、これと関連するかはわかっていない。

この事故でクルマを運転していた女性と、同乗していた5歳の女児が意識不明の重体となった。

神奈川県警・麻生署によると、事故が起きたのは9日の午前8時40分ごろ。川崎市麻生区上麻生5丁目付近にある小田急小田原線の踏切で、35歳の女性が運転する乗用車が踏切内で立ち往生し、身動きが取れなくなった。

女性は車外に出てクルマを押そうとしたが、踏切の警報機が作動したために再びクルマに乗り込み、発進させようとしたがクルマは動かず、現場を通過しようとしていた箱根湯本発新宿行き急行電車(10両編成)がこれに突っ込んだ。

衝突によってクルマは大破し、運転していた女性と、助手席に設置されたチャイルドシートに座っていた5歳の女児が共に全身を強打し、病院に収容されたが2人とも意識不明の重体となっている。電車の乗客乗員約1700人にケガは無かった。

目撃者の話によると、女性の運転するクルマは下り線側から踏切内に進入したが、上り線に差し掛かったところで突然停止したという。

事故を起こしたのは2000年に製造された三菱ディオンで、サービスキャンペーンおよび改善対策対象になっていた。ただし、今回のトラブルがこれと関連するものかはわかっていない。

警察では車両の検証も行い、クルマが突然停止した理由についても調べるほか、リ
コール原因となった部位の改修を受けていたのかどうかも調べたいとしている。

現場は小田急小田原線の柿生駅近くの踏切。この事故によって同線は現場を含む新百合ヶ丘−町田間で上下線の運転を約2時間見合わせ、約3万8000人の足に影響が出た。

《石田真一》

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