トヨタ自動車は21日の年末会見で、海外主要市場での2005年の販売計画を明らかにした。
最大の販売先となっている米国では今年の販売実績が初めて200万台程度に達する見込みだが、05年は7%増の215万台と引き続き強気の計画を打ち出した。
海外担当の石坂芳男副社長は、「米国市場全体は今年に比べて少し伸びるだろう」との見通しを示した。トヨタは今年全米展開した若者向けブランドの「サイオン」や、ハイブリッド車が好調で05年も市場の伸びを上回る成長を目指す。
「レクサス」も好調を維持しており、計画通りの販売が進めば、05年にはダイムラークライスラーのクライスラー部門と肩を並べる水準となりそうだ。
一方、米国同様に過去最高を更新している欧州も9%増の98万台と高い伸びを織り込んだ計画とした。