【ロサンゼルスモーターショー05】ディーゼルはハイブリッドより優れている?

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【ロサンゼルスモーターショー05】ディーゼルはハイブリッドより優れている?
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ロサンゼルスオートショー(ロサンゼルスモーターショー)はフォルクスワーゲン社長、ベルント・ピシェツリーダー氏の指針演説で始まった。

同氏は近未来の内燃機関について語り、「燃料電池、ハイブリッドともに現段階で現実的な方法だとは思わない」と、ディーゼルの利点を強調。

特にバイオ、シンセティックオイル(合成油)を使った低公害のディーゼルや、それを利用したハイブリッドこそが現時点での公害対策として最も有効である、という自説を展開した。

同氏がハイブリッドを非現実と指摘するのは、たとえば渋滞に巻き込まれた場合、ハイブリッドが提供する燃費は従来のガソリン車と変わらなくなり、グリーンな内燃とは言いがたい、という点だ。

また、バイオ、シンセティックオイルの開発手法が将来燃料電池のための研究にも役立ち、将来性という点でもディーゼルが優れていると強調した。

しかしヨーロッパと違い、アメリカではディーゼルに対するイメージは悪く、規制も強い。この点をいかに克服し、ディーゼルがガソリンよりもクリーンで経済的で優れた燃料であるかを広く確信させるのが、今後の課題であるとした。

アメリカでは現在のところハイブリッドが優勢だが、クリーンディーゼルが巻き返しを図ることができるのか、今年の自動車メーカーの動きのヒントが読み取れる演説だった。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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