初日の出暴走、雪がシャットアウト

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山梨県警・初日の出暴走対策室は3日、12月30日から1月3日早朝に掛けて実施した「初日の出暴走取り締まり」の結果を明らかにした。

今回は12月31日に首都圏が大雪に見舞われ、高速道路の閉鎖によって河口湖まで到達した暴走族が確認されず、検挙者も激減している。

取り締まりは警察庁が全国の警察本部に指示した期間(12月30日から1月3日)に合わせて行われている。

山梨県には中央自動車道を使って関東近県から、東名高速を使って中部地方や関西地方からも暴走族が訪れる可能性があることから、近県の機動隊にも応援を要請。1100人体制でインターチェンジなどの警備を強化した。

ところが暴走族が最も多く来襲すると予測していた12月31日には関東で大雪となり、中央道や東名高速が軒並み閉鎖となった。

一般道も積雪によってバイクや改造車が通行できる状態ではなく、除雪が間に合わない場所では1日以降も雪が凍結して残ったことから、暴走族のバイクや改造車は激減。3日朝までの摘発数は3人(前年比47人減)、検問で抑止されたクルマは降雪前に現地入りした3台(同149台減)に留まった。

摘発された理由についても、整備不良が中心で、共同危険行為ではなかった。

暴走族取り締まりのために出動した警察官も、12月31日には雪が原因で生じた事故の処理に追われていたという。

警察は「今回は降雪の影響が大きかった。ただ、初日の出暴走ができなかったため、8日からの3連休で乗り込むグループもあるのではないか」と予測。取り締まりについては引き続き強化するとしている。

《石田真一》

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