【新聞ウォッチ】三菱自動車、新会長に西岡喬・重工会長起用の舞台裏

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2005年1月27日付

●三菱自社長、益子常務で最終調整(読売・2面)

●中国富豪はロレックス好き、車はBMW、日本車ランク外(朝日・10面)

●自動車国内生産、3年連続1000万台(朝日・11面)

●リコール後の未対応で事故、三菱製の大型車(朝日・33面)

●独BMW7車種リコール(朝日・33面)

●三菱ふそう「倫理委」31日発足、社外有識者らで構成(産経・10面)

●「レクサスを恐れるな」アウディジャパン新社長会見、過去最高の1万7000台目指す(東京・8面)

●三菱自、重工傘下で再建、会長に西岡・重工会長、連結対象に、社長に益子常務昇格/信用補完へ最後の切り札(日経・1、13面)

ひとくちコメント

経営再建中の三菱自動車が“親会社”の三菱重工の傘下で新たな再建を目指すという。きょうの日経が1面トップで報じている。

今週初めにこのコーナーでも伝えたが、近く退任する三菱自動車の岡崎洋一郎会長の後任に三菱重工の西岡喬会長を迎え入れる人事を固めた模様。

さらに、日経によると、三菱自動車を持ち分法適用会社にして連結対象とする。また、きょうの読売も取り上げているが、多賀谷秀保社長の後任には三菱商事出身の益子修常務を起用する方向で最終調整に入ったという。

一時は、生え抜き組からの抜ってきも検討されたが、人材不足から再び指導力の低下を招く恐れも懸念。重工、商事出身の2トップで難関を乗り切る方針だ。

ただ、”親会社”の三菱重工も経営基盤は弱っており、どこまで支えきれるか疑問視する声もある。その場合、西岡会長は、財界活動を通じて奥田碩・トヨタ自動車会長とも親交が深く、最後の切り札として「トヨタの支援」を仰ぐ可能性も否定できない。

《福田俊之》

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