トヨタ自動車は、3月25日から28日の4日間、愛知県「ライフポートとよはし」で、社団法人日本アマチュアオーケストラ連盟(JAO)との共催で「第21回トヨタ青少年オーケストラキャンプ」を開催する。
同社は、1980年から「地域文化の活性化」のため、全国のアマチュアオーケストラの活動を支援してきた。同キャンプもこの一環で、1985年から毎年開催してきた。
今年は、全国各地のアマチュア青少年オーケストラなど、約160名の青少年が参加し、チャイコフスキー財団、ロシア交響楽団の芸術監督・首席指揮者の西本智実氏が指揮者となって、N響・読響・東フィルなど、17人の音楽家の指導のもと、難易度の高い曲目を選定し合宿形式で練習する。
キャンプでは、受講者が演奏指導や講義を通じて学んだ技術やオーケストラの運営ノウハウを自分が所属するオーケストラに持ち帰り、地域音楽活動のリーダーとなってもらうことも目的としており、研修の企画・準備・運営についても、参加青少年のメンバーで構成する運営委員会が自主的に進めていく。
研修期間は、2年を1クールとして、2006年には、研修成果を披露する演奏会を同会場で3月に行う予定だ。
今回から、参加者募集の対象をJAO加盟団体以外にも広げ、一般公募枠を新設、全国の青少年を対象に、弦楽器10名の参加者を募集する。