死者は減ったが、件数と負傷者は過去最悪…2004年

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警察庁は27日、2004年に起きた交通事故の総件数が約95万2000件に達したことを明らかにした。2003年と比較した場合には0.4%の増加。

負傷者数も約118万3000人に達しており、死亡者数では減少傾向にあるものの、事故件数と負傷者数はいずれも過去最悪を記録することとなった。

これは警察庁が明らかにしたもの。2004年に発生した交通事故(人身、物損)の総件数
は95万2191件で、2003年より4198件増(0.4%増)となった。

死亡者は今月2日に速報値として発表された7358人がそのまま確定し、2003年と比較した場合には344人減(4.5%減)で、1956年以来48年ぶりに7500人を割り込み、過去10年で最低を記録している。

だが、その一方で負傷者数は118万3120人となり、2003年よりも1689人増(0.1%増)となった。死傷者数は減ったが、発生件数と負傷者はいずれも過去最悪の記録を更新することになってしまった。

警察庁では「死亡者が減少したことはシートベルトの着用率が向上し、罰則強化によって飲酒運転原因の事故が減ったことにある。その一方で交通量は年々増加傾向にあり、そうした状況下で事故発生件数や負傷者が増えているのは否めない。高齢者が関係する事故など、ここ数年で急激に目立つようになったものもあり、今後も事故減少に向けた取り組みは欠かせない」と説明している。

《石田真一》

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