自動車リサイクル法が1月から本格施行されたが、自動車メーカーと輸入車業者がリサイクル料金を取りすぎたり、取り損なっていたことが明らかになった。
自動車リサイクル法では、メーカーや輸入業者がエアバッグの数やエアコンの装着・未装着などによって設定しているリサイクル料金を自動車ユーザーが負担しなければならない制度で、今年1月から新車を購入するユーザーが負担しなければならない。2月からは既存車のユーザーが車検時に支払う。
リサイクル料金の設定にミスが発覚したのは、エアバッグ数の勘違いやディーラーオプションでのエアコンの装着などが原因。これによって料金を取りすぎたり、徴収不足となったケースがあった。
これまでに過徴収が3000台、徴収不足が2500台あった。料金の設定ミスは約266万台あった。
メーカーや輸入業者は過徴収はユーザーに返金し、料金不足はメーカーが負担するとしている。