ヤマハ発動機は8日、2004年12月期の決算を発表した。12月期に変更して初の決算で、9カ月の変則となったが、04年3月期並みの業績を確保。12カ月換算では4期連続で最高益となった。
新中期3カ年計画の初年度となる今期(05年12月期)は、主力の2輪車販売を前期比約2割増となる362万台を計画。売上高は7期連続で最高となる1兆2300億円(12カ月換算前期比4.5%増)を予想している。
営業利益は900億円(同1.4%増)、純利益は470億円でいずれも5期連続の最高となる。
東京で会見した梶川隆社長は「原材料費のコストアップが50億円程度あるが、原価低減活動などで吸収できる」と、経営計画初年度の目標達成に自信を示した。