逃走の理由、偽造ナンバーではなく薬物所持か

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追跡中のパトカーから逃れようと強引な走行を続けた際、クルマ数台と衝突する事故を起こし、道路運送車両法違反容疑で逮捕されていた21歳の男について、神奈川県警は7日、同日までに覚せい剤取締法違反(所持)などの容疑で再逮捕した。

警察では薬物所持の発見を恐れ、形振り構わぬ逃走を繰り広げたとみている。

神奈川県警・加賀町署によると、問題の事件は1月27日に発生している。

同日の午後9時55分ごろ、同署のパトカーが横浜市中区末吉町4丁目付近をパトロールしていた際、偽造したとみられるナンバープレートを装着した不審な乗用車を発見。ただちに停止するよう呼びかけたが、クルマはこれを無視して逃走した

逃走するクルマは前方で信号待ちをしていた車列に進路を阻まれたが、故意に追突して強引に進路を作り出そうとした。

しかし、結果的にはこれを断念し、運転していた男は徒歩で逃走。これをなおも追跡しようとしたパトカーはハンドル操作を誤り、電柱に激突する事故も起こしている。

男が運転していたクルマは偽造ナンバーを装着していたため、同署では道路運送車両法違反の現行犯で逮捕したが、後の調べで車内からは薬物とみられる結晶の入ったビニール袋が発見されていた。

後の調べで、これが覚せい剤(約0.13グラム)とコカイン(同05グラム)と判明。男は盗難車を乗り回していたことの発覚を恐れて逃げたのではなく、薬物所持の発覚を恐れて逃げた可能性が高くなった。

取り調べに対し、男は一部供述を拒むような姿勢も見せているが、警察では今後も男を厳しく追及していく方針だ。

《石田真一》

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