無車検・無保険でレンタカー業、摘発

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北海道警は8日、無車検(無保険)のクルマを旅行客に貸し出していたとして、北海道千歳市内のレンタカー会社で役員を務める51歳の男と、法人としての同社を道路運送車両法と自動車損害賠償保障法の両違反容疑で逮捕・書類送検した。

所有するクルマの大半が無車検・無保険の状態だったという。

北海道警・交通指導課によると、道路運送車両法違反や自動車損害賠償保障法違反容疑で逮捕されたのは、千歳市内でレンタカー業を営む会社の専務と、法人としての同社。

この会社は保有する約100台のうち、50-60台あまりについて車検を通さず、自賠責保険にも無加入の状態で日常的に使用。東京や大阪などの旅行代理店から紹介された客に対し、こうしたクルマをレンタカーとして貸していた疑いが持たれている。

営業記録から算定した貸し出し回数は1年間に200回以上にも及んでいたとみられる。

昨年8月、客の1人が速度超過違反で警察の摘発を受けた際、乗っていたクルマが無車検だったことが発覚。その後の調べで大半のクルマが車検を通していないことがわかった。

走行距離が伸びやすいレンタカーの車検は1年毎となっており、1回(1台)あたり6−7万円程度の費用が必要となる。

この会社は他社よりも安い価格で客にクルマを貸し出しており、逮捕された専務は「経費を浮かせたかった。短時間で利用する客や、女性向けツアーを中心に貸し出していたため、発覚することはないと思った」などと供述。容疑を大筋で認めている。

《石田真一》

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