盗難車を部品レベルに分解して転売したグループを摘発

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福岡県警は14日、盗んだクルマを部品レベルに分解し、インターネットオークションや個人売買などを用いてこれを転売、現金化していた自動車盗難グループ15人を摘発。窃盗容疑などで逮捕した。グループは容疑を大筋で認めているという。

福岡県警・捜査3課によると、窃盗容疑で逮捕されたのは、43歳の男を筆頭とする自動車盗難グループ15人。メンバーはいずれも同一の中学校や高校の出身者で構成されていた。

グループはメンバーは「盗難部」、「解体部」、「販売部」などに役割を分けていた。犯行は盗難部が福岡や熊本、大分などで盗んだスポーツタイプのクルマを、解体部が拠点とする直方市内の自動車修理工場で部品レベルに分解。これを販売部が受け取り、インターネットオークションや個人売買で転売し、現金化していた。

エンジンやトランスミッションなど、いわゆる「走り屋」に人気の高いパーツを取り揃えており、クルマごと売るよりも結果的には高値になっていたらしい。被害台数は約300台、被害総額は約3億9000万円とみられているが、今回は転売先が特定できた29件について立件。メンバーの逮捕に踏みきっている。

主犯格で、盗難部のリーダーとされる43歳の男は逮捕後も黙秘を続けているが、解体部のリーダーとされる37歳の男は「部品にすることでかなり儲かった。部品には需要があるから売れる」などと話しているようだ。

《石田真一》

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