「それでも世界一が欲しい」…ポスト新長期規制、答申案固まる

エコカー 燃費

環境相の諮問機関、中央環境審議会の専門部会は22日、「ポスト新長期規制」の答申案をまとめた。

ディーゼル車に関しては、NOx(窒素酸化物)、PM(粒子状物質)とも今年10月施行の「新長期規制」より40−65%減らす厳しい内容。ただ、NOxについては基準値案とは別に「挑戦目標」も掲げた。

小泉首相などが「世界一厳しい規制を」と演説している都合上、NOxでは日本より厳しい米国規制(2010年)を下回る必要があったためだ。

ただ、米国が本当に規制を実施するかは不透明で、単に“世界一”の称号を取りたかったから、との見方がもっぱらだ。

09年施行のポスト新長期により、「ガソリン車とディーゼル車はほぼ同等の規制がかかる」(答申)ことは確かだが、新車に偏重した規制や対策コストの費用対効果、ほとんど目視できない排ガス成分を測定する機器の開発など、今後に課題を残した。

《編集部》

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