踏切内に立ち往生、収集車と電車が衝突

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21日、兵庫県三田市内のJR福知山線で、踏切内に立ち往生したゴミ収集車と、電車が衝突する事故が起きた。ゴミ収集車は衝突の衝撃で約30m弾き飛ばされたが、運転していた男は車外に逃げ出して無事だった。

しかし、電車の運転士と乗客2人が軽傷を負っており、警察では男を業務上過失致傷の現行犯で逮捕している。

兵庫県警・三田署によると、事故が起きたのは21日の午前10時40分ごろ。三田市溝口付近のJR福知山線(通称:宝塚線)・広野−相野駅間の踏切で、22歳の男が運転するゴミ収集車が立ち往生し、大阪発篠山口行きの快速電車(4両編成)と衝突した。

衝突時の衝撃によって、ゴミ収集車は大破。さらには約30m先の畑まで弾き飛ばされた。電車も運転席付近のガラスが大破。電車を運転していた23歳の男性運転士と、電車に乗っていた61歳と67歳の女性が座席から投げ出され、全治1週間あまりの軽傷を負っている。

ゴミ収集車を運転していた22歳の男は事故の直前に車外へ脱出しており、ケガは無かった。

警察では収集車を運転していた男を業務上過失致傷の現行犯で逮捕。事故当時の詳しい状況を聞いている。

取り調べに対し、この男は「踏切内を走行中、突然ギアが入らなくなって前進できなくなった。踏切の非常通報装置を使ったが、間に合わなかった」と供述しているという。

この事故によって、JR福知山線は事故現場を含む新三田−篠山口間が約3時間に渡って不通となった。

《石田真一》

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