地吹雪で視界を失い、車外の男性をはねる

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22日、北海道浜頓別町内の国道で、地吹雪のために視界を失った乗用車が、路上に停車していた別の乗用車と衝突する事故が起きた。この際、車外でクルマの様子を確かめて男性がクルマにはねられ、収容先の病院で死亡している。

北海道警・枝幸署によると、事故が起きたのは22日の午前11時30分ごろ。浜頓別町ブタウス付近の国道238号線で、40歳の男性が運転する乗用車が猛烈な地吹雪のために視界を失い、路上に停車していた乗用車と衝突した。

事故当時の視界は約1mで、男性は衝突した際の衝撃で初めて事故を起こしたことに気づいたが、衝突時に発生した音でパニックとなり、後方に下がろうとした際に別のクルマとも衝突している。

男性が車外に出て被害を確認しようとしたところ、2回目に衝突したクルマの近くに56歳の男性が頭から血を流した状態で倒れているのを発見した。男性は近くの病院に収容されたが、頭を強く打っており、間もなく死亡した。

現場の道路は海沿いをゆく片側1車線の道路で、当時は積雪によって道路幅が普段より狭くなっていたうえ、地吹雪によって視界がほとんどない状態だった。

死亡した男性は会社の同僚とともに乗用車で浜頓別町の中心部に向かっていたが、吹雪で視界を失ったクルマに行く手を遮られる形で停車。前方のクルマに道路の状況を聞きに行こうとした際、後方から進行してきたクルマと接触。その場に倒れたところをさらにひかれたらしい。

警察では業務上過失致死容疑で、事故を起こしたクルマを運転していた男性から事情を聞いている。

《石田真一》

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