ひき逃げしたクルマを処分した暴力団組長逮捕

自動車 社会 社会
大阪府警は2月28日、今年1月に大阪府大阪市生野区内で死亡ひき逃げ事故を起こしたとして、45歳の指定暴力団組長を業務上過失致死傷と道路交通法違反(ひき逃げ)の容疑で逮捕した。

クルマを処分したとして逮捕された男の供述によって、事故への関与が明らかになった。

大阪府警・交通捜査課、同・生野署によると、問題の事故は今年1月12日に発生している。同日の午前0時10分ごろ。大阪市生野区新今里6丁目付近の市道で、自転車で帰宅中の夫婦が後方から走ってきたクルマにはねられた。

このうち56歳の男性が頭を強打して収容先の病院で死亡。60歳の女性が一時意識不明の重体となった。クルマはそのまま逃走しており、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始している。

事故の目撃者の証言や、現場近くの交番に設置された防犯カメラの映像、さらには現場から回収された塗膜片を分析した結果、容疑車両を特定した。

しかし、このクルマはすでに京都府内の解体業者がスクラップとして処分しており、クルマを持ち込んで解体を依頼した43歳の男を証拠隠滅容疑で逮捕。

この男を厳しく追及した結果、指定暴力団で組長を務める45歳の男が解体を依頼していたことがわかり、警察ではこの男を業務上過失致死傷と道交法違反(ひき逃げ)などの容疑で逮捕している。

男は取り調べに対して「事故も、解体を依頼したという男の存在も知らない」などと供述。事件への関与を否認している。警察ではこの男が組長を務める組織が使う事務所などを捜索し、関連を調べる方針。

《石田真一》

この記事はいかがでしたか?

ピックアップ