渋滞を無視して踏切に進入、特急と衝突

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1日、宮城県名取市内のJR東北本線の踏切で、踏切内に立ち往生した普通トラックと特急列車が衝突する事故が起きた。トラックは小破し、運転していた51歳の男性が顔面打撲などの軽傷を負っている。

宮城県警・岩沼署によると、事故が起きたのは1日の午前9時25分ごろ。名取市飯野坂6丁目付近のJR東北本線・館腰−名取駅間の踏切で、遮断機の下りた踏切内に取り残された51歳男性の運転する普通トラックが、通過してきた特急「スーパーひたち1号」(いわき発、仙台行き)と衝突した。

列車はトラックの荷台付近と衝突。トラックの車体は小破し、運転していた男性は打撲などの軽傷を負ったが、特急列車の乗客乗員約100人にケガは無かった。

トラックは現場の踏切を渡り、前方の国道4号線/国道4号線バイパス方向に進もうとしていたが、前方の渋滞を軽視し、そのまま踏切に進入していったところ、遮断機が作動して閉じ込められてしまった。

運転していた男性はクラクションを鳴らして前方のクルマを動かそうとしていたが間に合わず、そこに特急列車が突っ込んできたようだ。ただし、特急列車の運転士はかなり前方で立ち往生したトラックの存在を認知しており、ブレーキを掛けていた。

警察では安全確認の怠りが事故を引き起こしたとして、トラックを運転していた男性から過失往来危険容疑で事情を聞いている。

この事故の影響によってJR東北本線は上下9本の列車が運休している。

《石田真一》

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