イギリスのアストンマーチンは、ジュネーブモーターショーで新型スポーツカー、『V8ヴァンテージ』を発表した。2003年のデトロイトモーターショーにコンセプトカーを出品して以来、量産化が待たれていたモデルだ。
デリバリーはイギリスと欧州でこの夏の終わり頃、北米とその他の地域で年末までに始まる。アストンマーチンのラインナップは、フラッグシップの『ヴァンキッシュS』、エレガントな『DB9』、敏捷なV8ヴァンテージの3車種構成となった。
CEOのウルリッヒ・ベツは「新型車はよりアフォーダブルなアストンマーチンだ。そのデザインときびきびした運動性能はブランドの魅力を広げ、より若いカスタマーを引きつけるだろう」と語る。
新型2シーターは全長4.38mで、アストンマーチン最小モデル。前後軸重量配分は49:51。
新開発、ローエミッション、総軽合金製4.3リットルV8エンジンは最高出力380bhp @ 7000rpm、最大トルク41.8kgm @ 5000rpmを発生する。トランスミッションは当初6MTを設定、ほかの型式も追加されることが予告されている。