「俺の心の叫びを聞け」と、バス乗っ取り未遂

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21日、千葉県千葉市内で空港行きリムジンバスの車内で、乗客として乗り込んだ少年がバスジャックと称して暴れる事件が起きた。男は駆けつけた警官に取り押さえられ、威力業務妨害の現行犯で逮捕されている。

千葉県警・千葉西署によると、事件が起きたのは21日の午前5時5分ごろ。

京成バスが運行する空港リムジンバス(千葉中央駅発、羽田空港行き)に、千葉市花見川区のJR稲毛海岸駅から乗り込んだ若い男が他の乗客に向かって「俺をハイジャックだと思うやつは手を上げろ」などと大声で叫んだ上、バスの運転手に対して「羽田空港へ行け」と脅迫した。

しかし、バスは元から羽田空港行き。泥酔していることが明らかなこの男に対し、60歳の男性運転手は「そんなに大声を上げなくても羽田には行きますから」と声を掛けたが、男は「うるさい、ハイジャックするぞ」と返答。

運転手は運行に支障があると判断し、警察に110番通報した。

約7分後、バスは同区のJR海浜幕張駅前バス停に到着。通報を受けて待機していた警察官がバスに乗り込み、男を威力業務妨害の現行犯で逮捕した。乗客15人にケガはなく、京成バスが用意した別のバスで羽田に向かっている。

逮捕されたのは同区内に在住する19歳の少年。取り調べに対しては「俺の心の叫びを聞いてほしかった」など、意味不明なことを話しているという。

凶器なども持っておらず、直接の被害もゼロ。本人が泥酔状態だったこともあり、警察ではバスジャック事件としての処理はせず、業務妨害として扱う方針だ。

《石田真一》

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