気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2005年3月25日付
●ソフトバンク系フジ筆頭株主に、対ライブドア 間接支配を阻止、全フジ株を貸し出し、ニッポン放送(読売・1面)
●愛知万博、きょう開幕(読売・1面)
●ホンダ「HR-V」リコール(読売・37面)
●販売店に「休憩所」演出、北海道の三菱系列販社、イメージ回復狙い生き残り策模索(朝日・12面)
●トヨタレクサス8月凱旋、高級車販売もてなし激化(毎日・10面)
●車検延長、また見送り、業界の思惑にらみ“迷走”(産経・9面)
●訃報・田中利治・元三菱自動車会長、87歳(日経・43面)
ひとくちコメント
日本では35年ぶりの国際博覧会「愛・地球博(愛知万博)」がいよいよ開幕。
きょうの各紙も別刷りで特集記事を掲載するなど、紙面を大きく割いて取り上げている。圧巻は東京で1面トップ記事をはじめ、32ページの万博特集。まるで元旦の紙面のようだ。
各紙の社説も見逃せない。「環境の博覧会に徹して」(朝日)、「人間の知恵が生きる場にしたい」(読売)、「自然を楽しむ場にしよう」(毎日)、「元気な名古屋に学びたい」(産経)など、開幕に際してまずは“お手並み拝見”の中身がほとんどだ。
だが、東京の社説に「入口で食べ物を取り上げて、わざわざ生ゴミをつくって、いくらリサイクルとか、もったいないとか、飢餓解消とか唱えても、伝わるわけがありません」と、“弁当持ち込み禁止”という主催者側のかたくなな姿勢を批判。
もっとも、朝日は経済面で「愛知万博、消費は好調、弁当禁止も追い風」と皮肉っている。
185日間の超ロングイベント、これからもハプニングが続出しそうな予感がする。