トラック暴走、通り魔的犯行

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2日午前、宮城県青葉区中央付近のアーケード街で普通トラックが暴走し、歩行者を次々にはねる事故が起きた。

この事故で男女3人が死亡。3人が重軽傷を負った。トラックを運転していた38歳の男は灯油を浴びて焼身自殺を図ったが失敗。警察では業務上過失致死傷容疑でこの男を逮捕している。

宮城県警・仙台中央署によると、事故が起きたのは2日の午前9時5分ごろ。

仙台市青葉区中央付近の歩行者専用アーケード「クリスロード」と「ハピナ名掛丁」に4トントラックが侵入。歩行者を追い回すかのようにジグザグ走行を繰り返しながら、約550mに渡って40−50km/hで暴走した。

トラックはアーケードの出口付近で別のトラックに衝突して停止したが、運転していた男は運転席内に灯油のようなものを撒いてから放火した。直後に運転席から男は飛び降り、そのまま横断歩道を渡って仙台駅方向に向かって走り出した。

男はそのまま仙台駅前交番に出頭。トラックで人をはねたことを認めたため、業務上過失致死傷容疑で逮捕。通り魔的な犯行でもあることから、殺人容疑の適用も視野に入れ、慎重に捜査を行っている。

取り調べに対して男は「死ぬつもりで生まれ故郷の仙台に来た。トラックが好きなので、トラックで死にたいと思って仙台港に行ったが死に切れなかった」と供述。その一方で「お告げがあった」などと意味不明の言葉も話すなど、精神的に不安定な面も見受けられるという。

事故を起こしたトラックは前日に「引越しで使う」と偽り、レンタカー会社から借りたものだった。事故当時の所持金はゼロで、運転免許証を所持しているのみだった。

《石田真一》

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